睦月日記08 ・ 如月日記08 ・ 弥生日記08 ・ 卯月日記08 ・ 皐月日記08・ 水無月日記08
今日仕事で失敗したぁ。
幸い軽いミスで済んだけども、失敗の過程に激しく凹む。
先週一週間物凄くこき使われてっていうか土曜日も駆り出されて激しく疲れてたのを
班長が労ってくれたのか昨日から随分余裕のある持ち場を当ててくれた。
始め忙しく動けば後は見てるだけ、っていうこれで給料出るんかいな?クラスの監視(?)業務。
あれだ、・・・セイバー・・・何だっけ。エロゲのあの人は関係ないよな・・・(食事中)・・・
ライトセイバー・・・ちゃうわ、俺ジェダイの小道具か!・・・えっと・・・(風呂中)・・・
ライフセイバー・・・それ聖剣のじゃねぇかよ・・・じゃ、ねぇよ!聖剣はリーフセイバーとかだろぅが!
ってかそれだよ!
うん、ライフセイバーみたいな感じ。
ぁあ、脳が腐ってやがる・・・。
だもんで今日もゆっくりしてたわけですが、気が抜けすぎて、ぼー、としてる間に着々と凡ミスの挙句の失敗で。
まさに“ゆっくりした結果がコレだよ!”体言化。
実際小さく叫んじゃったし。
せっかく頑張ってのんびりしてるのにミスしてりゃ意味が無い。
でも今日めちゃめちゃ暑かったしね。
その辺で納得してくださいな班長。
どうも月一でミスってるのでそろそろマジギレされそうだし、ちょっと自重しとかないとな、と思った今日この頃でした
話は変わりますが、
明後日からガソリン上がるの上がんないのっていってもさー・・・。
上がっても道路作って温暖化。
上がんなくても交通量増えて温暖化。
僕も決してエコロジーな人間じゃないけどもさ、そこら辺どうなのよ?
もちょっとゆっくり出来ないかなぁ?
更に話は変わって
昨日の晩御飯がスーパーのお寿司ってんで、
(略して訳して“超お寿司”やんけwww『陽一君、うーまーいーぞー!!』)とかほくそ笑んでたのは僕だけでした。
そのスーパーの名前が『スーパーセンタートライアル』ってんで、
(訳して“超中心トライアル!”さらに意訳して“スーパーノヴァトライアル!”って後のえらい壮大やなwww)とかほくそ笑んでたのは僕だけでした。
空流 寂しいね、それ・・・。
夏海 ・・・ご免、言わんといて・・・。
かって一度だけ、小説を書いた。
高校二年の頃で、漫画というものを意識して描きはじめた一年後のこと。
宮部みゆきの『蒲生邸事件』があまりにも面白くて宮部作品を全作網羅、
それでも飽き足らずに様々な作家やジャンルを漁り始めた僕の読書史の黎明期にあたる。
ある日ふと、自分も小説を書きたくなった。
当時の僕の事だ、何らかの佳作駄作を読んで「これなら書ける」とか思ったんだろーな。
一度思い込むと一直線な性格なものだから、即座に原稿用紙を買って来た。
30枚つづりを1セット。
ネタは、途中で止めてた漫画のネームから引っ張り出してきた。
そうすればシナリオや設定はゼロから考えないですむ。
むしろ文章に起こすだけで済むから終わったも同然だ。
とかまぁ、なんというか怖いもの知らずの僕は筆を取った。
その日から毎日書き続けた。
自分の持てる全ての時間、原稿に向かっていた。
ていうか授業中にもこっそり書いた。
すぐに30枚じゃ足りなくなって近くの文具屋に走る。
机の上には消しゴムのカスだらけ。
指にペンだこが出来て悦に入っていたのを覚えてる。
原稿の枚数は100を数えた。
テレビなんて観るだけ無駄だと思った。
イヤホンからはラジオのDJの陽気な声。
200枚を超えても尚勢いは衰えず。
ただひたすら書き続けた。
乏しい情報を拙い想像で補い、幼稚なボキャブラリィを駆使して、一枚また一枚。
筆を止めていられたのは唯一推敲するときのみ。
当時、自分の書いてる小説以外の世界は無かった。
何かに憑かれていた。
希望も絶望も無く、作業という辛さも無く、出来ていく世界にwktkするでもなく。
己のイメージを只書いていく。
まるで写経の様な。
そして三百枚近くまで来た時、
突然筆が止まる。
それまで保っていた熱量が全て奪われ冷静になっていた。
そこで初めて『小説』としてそれを読んで愕然とする。
自分のおよそ全てをつぎ込んで出来たものがこれか。
この程度・・・なのか。
二ヶ月で300枚。
全てが徒労だと思ってしまった。
それでもここまで書いたのだから最後まで書こう。
しかし遅々として筆が進まない。
書くたびに疲労と絶望が積み重なっていく。
そして遂に筆を置いた。
未完のままで。
小説家の偉大さを初めて身に沁みて知った時だった。
自分に書けないと思った瞬間から今読んでる物以上の出来を想像しなくなってた。
同時に小説を純粋に楽しめるようになった。
そして今日も本を読み漁り続ける。
てゆーか、まぁ言うほど読んではないような気もする。
某大御所のように万はいってない。
でも確実に千は超えてる。もちろん漫画を除いて。
何でも読む。あ、自己啓発的なもの以外で。
僕が本が好きな理由の一つを探してみた。
空流 筆オロシをしてますます好きになった、と。
夏海 久しぶりの発言がまさかの下ネタとはな!!
幻想水滸伝まだですかー!!?
早くて一年半、遅くても二年待てば新作出てくると思ってたんですが、
前作、幻想水滸伝5が発売されてもう二年と一ヶ月。
未だに続編の情報すら出てきません。
僕もう泣きそうでつ。
巷では、もう作ってないんじゃね?みたいな空気で見切りモード全開なわけですけども、
きっとどこかで絶対作ってるって。
待てば待つほど逆に期待とボルテージが上がっていく。
そろそろ破裂するんじゃね?俺。
そんな溢れるリビドーを抑える為の手段をいくつか取っておいた。
その一つが、今日終わった。
北方謙三『水滸伝』全十九巻。
北方節が嫌いじゃなくて、幻水2が好きで、銀英伝を難なく読めて、蒼天航路にハマった人なら超お奨め。
あ、いや普通の趣味読書人間にお奨めです。
幻水大好き人間としてもいつかは読んでみたかった、原典『水滸伝』。
日本では『三国志演義』『西遊記』『金瓶梅』と並ぶ中華四大奇書の一つと数えられ、
明代に流布した講談をまとめた好漢達によるオムニバス超大作である。
あ、そういえば『封神演技』入ってないなぁとウィキってみたら、水滸伝の代わりに数えるべきだ、とかいってる文豪がいたらしい。
『水滸伝』は話全体としては筋も脈絡もぐだぐだになってるって評判。
同じ舞台同じ登場人物なのに各地でアレンジされた一話完結の話を同じ方向に向けて纏め上げたんだもん、何処かしこに無理が出てるようだ。
水戸光圀と徳川吉宗と大岡越前と遠山金四郎と鬼平と鼠小僧と清水次郎長他総出演オールスター時代劇を想像すればどんなものか想像できるかと。
どうも日本人受けしなくて知名度は金瓶梅と並んで低い。
かって文豪が新約水滸伝に挑戦しているようだけど、それでも世界史で習うまで存在すら知らなかった。
それを北方謙三が見事に大成してのけた。
ようだ。
解説とか読んでると、従来の水滸伝と区別をつけるために『北方水滸伝』と呼んでる人がいるくらいだ。
それだけ面白かったって事だろうし、それだけ面白かったし。
というわけで、
はーい、ちょっとネタばれ入りまーす。
北方水滸伝は少し消化不良な感じで終わっちゃいました。
えー、その後どうなった訳?そこスルーしてんじゃねぇよ、みたいな。
そこは続編『楊令伝』でお楽しみ、ということらしい。
おっけい。
純粋に読み物として愉しかった『北方水滸伝』。
もう一つの愉しみとして、幻水全シリーズの各宿星を照らし合わせて「うふふふふふw」と愉悦に浸ることだった。
例えば宋江の宿星は天魁星で、幻水1の天魁星は坊ちゃん、幻水2はゲンカクの息子か、って感じで。
魯智深はまんまビクトールやなーとか思ってたら同じ宿星で「だよねー♪」とイーストエンドユキってみたり。
楊志はフリックでしょ?・・・Wooooh!!BINGO!!、ってあれーっスノウ同じ宿星だったっけ!?いやいや、えぇーーー!?
あ、そうだ燃え萌え林沖は、天雄星・・・カシム・ハジルだと!?あっ3はユーバーじゃん!!?いや強いけど何か違くね?
じゃあCPの公孫勝は何なの?天關ッ?ルックかよー!テッドもここかー!成る程イメージ違うけどなー。
超絶美青年、燕青は・・・1はアイリーン!?あー美人さんだけどさ・・・。2・チャコ!!?スリ小僧違うって!! 3・ディオス!!??鼻男じゃん!!ぅわーー!!
あー燕青は廬俊儀のツレだからこーなるわけかぁ。レパントでリドリーでササライのツレじゃあ仕方ない。
紅一点、扈三娘は地慧星だから、カスミ、リリィ、ミレイ他の幻水美女枠で、納得。
神速飛脚屋、戴宋もやっぱ・・・スタリオンだよねー。真神行法ってちょっと出てたし。
鍛冶枠、医者枠とかの職人枠はまんま湯隆、安道全、等がばっちり抑えました。
密かに気になる独眼、穆弘は、天究星・・・1・ミルイヒ・オッペンハイマー!???ナルシー枠!!?あ、いやいや4でコンラッドおじさんが入ってるし一概には・・・。
でも3・エステラ、5・シュラ・ヴァルヤってなんか癖のある枠だなぁ。
逆にヴァンサン・ド・ブール他がひしめくナルシー枠を原典に照らし合わせてみると・・・穆春!!穆弘の弟じゃん!!お前がナルシー枠ってお兄ちゃん泣いてるぞ!!
もっと逆に、天然ジャンパー、ビッキーは・・・地捷星・・・?旺・・・?え、誰だっけ!?え、えっと・・・えと・・・。あーあの張清さんの部下その一・・・。影薄っ。
超絶美人ジーンは、宣賛!?見た目佐清のあの宣賛!!?ジーンってまじで何者なわけ!!?
って、あ。
やべぇキリが無いぞ!?
まぁそんな風に愉しむのも終わりかー、と。
月一で文庫化も最終巻が出てしまった。
ちょっと寂しいな。
ちょっと待って今四月なのか!!
朝、まどろみの中で。
寝惚けているともいえる僕の脳味噌はそんなことを考えていた。
何で四月なんだ!?
一月とか・・・八月とかじゃないのか!?
なんでそんなこと思ったのか解んない。
焦ってる感じでも無かった。ただ戸惑うばかりで。
いやゼッタイなんか違うって四月!?
っていうか何で俺は今が四月だと認識してるんだ?!
時計を見てもカレンダーを見ても四月。
それでも釈然としない。
手ごたえが無い、って感じに似てる。
待てよ?
ってことは俺、四月に何か期待してたんじゃないのか?
紛うかたなく四月であるのにそれを信じないのは、
つまり俺の中の四月が満たされてないということじゃないのか?
俺は四月に何を求めた?
こんな感触はこれまでに無かった。
ということは今まで四月は満たされていたということだ。
何が、違うのか。何が変わったのか・・・
・・・あ。
日本で四月は始まりの月。
未来を目指す希望の月。
多分、そこなのかもしれない。
今まで四月という魔法にかけられていたのかもしれない。
ただ四月というだけで、何かしなければならないという
置いてけ堀を喰らった様な焦りにも似た感情でいた。
そして例年僕は四月に何か活動してる。
今まで何かに焦らされていたってのか。
今は焦んなくていいって思ってるのか。
仮に四月が魔法で、それが解けたとしよう。
僕は四月に未来を見なくなった。
・・・ここまで書いて、
こういうこと久米田耕治描いてるよなーとか考えた。
「四月病」に絶望してるなどこかで絶対。
本編見とこうかなぁ。
夏海 今週末、ずーっとパソコンの前だったよ。肩こったぁ。
空流 こんないい天気なのに何してんのさ。
夏海 何って・・・自宅警備員。
空流 え、ちょ・・・あっ。ちょまって今何してんの!?
夏海 ・・・何って・・・日記書いてるんじゃん?
空流 時間!じーかーんっ!月曜日の昼!!
夏海 だから自宅警備員。
空流 会社クビ!?
夏海 有給休暇だよぉ。辞めるわけ無いじゃんさ、全く。
空流 紛らわしいわ!
夏海 一昨日と今日家族全員外出なもんで、一人お留守番。
空流 はじめての?
夏海 小学生は対象外だっ!
空流 にしても絶好のシチュエーションだね!
夏海 なんでよ?
空流 「きょう家の人居ないんだ・・・だから・・・」みたいなフラグきたこれ!!
夏海 それを言う相手も居ないんだよっ畜生め!
空流 右手が恋人ってわけだね。
夏海 だから女の子だろ貴様!お父さんはそんな風に育てた覚えは無いぞっ!!
空流 でも何でまた今日年休なわけ?どうせならGW前後に取ればいいのに。
夏海 休みが長いからって良いこと無いよぉ?寝すぎ寝なさすぎで頭痛くなるし。
空流 ずっと寝てんのかよ。いやだから、ぱーっとどっか行くとかさー。
夏海 何処に?この世に俺を受け入れてくれる場所なんて何処にある・・・?
空流 え、何でいきなりネガティブ!?
夏海 どうせ俺なんかパソコンの前にしか居場所の無いオタクですよー。
空流 あ、あっあのー・・・。
夏海 軸がぶれてても居直れれない小心者ですよーだ!
空流 そこで絶望すんな!
夏海 辞めてやる!オタクなんか辞めてやる!!
空流 は、はやまらないで!!
夏海 いーやっ止めるな!パチンコとか行ってやる!小倉のソープとか行ってやんよ!!
空流 いやいや。オタクじゃない基準そこなんだ・・・。
夏海 パチンコでアクエリオン鑑賞してから小倉でコスプレ楽しんできてやっからなー!!
空流 いやオタクだから、それ。
どうやら僕は会社では異端みたい。
映画観て、本読んで、ネットやって、カラオケ好きで。
あまりに教科書すぎるのか、会話振ってもほとんど空振りで「あれー?」って気分。
会社で盛り上がる会話はと言えば、バイク、走り屋系、パチンコ、農作業、釣り、etc。
どれも付いてけねーよ。
でも何故かモテる。なんかおかしいぞ?
何がどう好印象なのか解んないけど、多分文科系な話題に新鮮味があるのでは?と。
現代史は常識程度に着いていけるし、明治大正ならちょっと自信がある。
政治なら、軽い自論も持ってるし。
いままで会社に居た『最近の若いもん』とはちょっと毛色が違うぞ、と。
あれ、なんか俺自慢みたいな流れだ・・・。
ま、いいや。
会社では「コイツを見習え」とか「頭いいのに何でこんな会社に・・・」とか「若いのに落ち着いてる」とか「どうしたらお前みたくなれるんだ」とか讃賞讃美の嵐。
はっはっはっはっは。
はぁ。
言われるのは凄く嬉しいのだけどねー。
あんま買いかぶらないでくれませんか?
まじで後が怖いって。
なので軽くカミングアウトしてみた。
「すげー、超ウマー!!」
「ほー、お前絵もうまいんやのー!!」
違うんだ!そーゆー想像以上のリアクション止めぃ!対応に困る!!
なんだか超人みたくなって来たし俺のキャラじゃないので「どちらかと言えばM」とか言ってイジメテオーラ出してみる。
何でも言える愚痴場所になりました。
ちょ、何がどうなった!?
もうそれならと、調子に乗って「娘さんを僕にください」と言ってみた。
「やるかよボケ」
あっれー!!?
手元に一枚の絵がある。
まんま漫画絵。
絵柄は特に古いわけでもなく、かといってアニメ調とは言えない。
ジャンルは分類不能。オリジナリティかと言えばそうでもない気がする。
ボールペンで描きなぐっているので、荒い。それだけ自由ともいえる。
それでもそれぞれの線がどういう感情で描かれていたか、凄く解る。
何のことは無い、一年前、僕が鹿児島で最後に描いた絵だ。
その絵を、じっと眺めている。
鹿児島での七年間で画力はかなり上達する。
天狗になったり、鬱になったり、半年描かなかったりり一週間描き続けたりして。
そして、この絵になった。
何だ、この根拠の無い自信に満ちた絵は。
まるで自由じゃないか。
こんな絵が描けたのか。
描けるのか。
昔からいつも僕は昔の自分と勝負してた。
そこより今少なくとも成長してれば僕の勝ち。
画力は勝った。
でも負けた。
ちょっとナメてた。
おかげで助かる。
ほとほと嫌気がさしてたとこだったんだ、正直。
筆折ろうかと思ったくらいだ。
傍から見れば、まぁ大したもんじゃないか、と言われるくらい自信のある絵は描けてる。
だけど、どうしてこうも窮屈なのか悩んでた。
web上の神絵に惑わされすぎてた。“そこ”に行きたくて焦って空回りしてた。
違うだろう?
目的地は設定してなかったはずだろう?
どういう絵に成っていくかが楽しくて楽しくて描き続けたんだ。
思い出した。
初心とかそういうレベルじゃない。
プライドそのもの。
そりゃあ、こんな褒められたくて描いたような絵は窮屈なはずだ。
おっけぃ。
解った。